ポケモンカードにしても、他のカードゲームにしても、テキスト欄に書かれていることがそのカードの強さを決めます。ポケモンカードならば、PP、PBやワザということですね。これらは、HP、にげる、弱点・抵抗力やタイプなどよりも重要度は高いように思います。普通にデッキを組んでいて、HPが高いからとか、にげる0だから、というようなことが積極的理由になって入るカードはそうそうないからです。
しかしながら、今の環境では、実はHPの重要度も割と高いのではないでしょうか。ネガティブにいえば、HPと相手から受けるダメージの噛み合わせが悪いと圧敗してしまうことなどが、それを言う理由です。
「キングドラ」のデッキは基本的に2回攻撃しなければ「スピアー」を倒せず、「スピアー」は「プラスパワー」なりを使えば1撃できることを考えれば、これらのデッキの相性は明らかです。
他の例は、「フライゴンLv.X」でワザ【エクストリームアタック】を撃つデッキと「フーディン四Lv.X」や「パルキアGLv.X」で戦うデッキが対戦すればどうなるかということです。
これらは作為的な例示で、これから示す“強いHPの基準”の根拠となります。「スピアー」も「フライゴン」もそれなりに流行していますので、仮想敵としては申し分ないでしょう。
つまり、今日は“Lv.XでないHP140以上のカード”の話をしたいということです。大体のデッキが、これらのカードを倒すのに2ターンかかるとすれば、少々ワザが弱かったとしても使う価値はあるかも知れません。
それでは、公式の「くわしくけんさく」を設定して、個々に見ていきます。
「ドダイトス(EP08)」
「ドダイトス(PtEP)」
「ドダイトス(DP1)」
「ドダイトス(DPs)」
さすがの御三家で、種類が多いですね。どれもにげるやワザのエネルギーが重いのが特徴ですが、その分、ワザの効果でいえば強力な部類だと思います。本日の趣旨から、反動ダメージを受けるワザは使い辛いというか、状況を選ぶといわざるをえません。DPsのものは、タイプと弱点が他と違う上に、PPも強力なので、組み合わせて使いたいですね。どれを使うにしても、PB【おいしげる】は必須といえるレベルな気がしますが、DPsまではおいしげらないのが残念です。
「マンムー(PS08)」
「マンムー(DPs)」
「マンムー(DP5)」
こちらも、にげる、ワザ共に重いです。そして、ワザの効果も自虐的なものが多いですね。HPが高いカードは、そういう方向で調整する方針ということでしょうか。DPsのワザ【みんなでこうしん】は、ベンチにもう1匹「マンムー」がいれば100Dになるので、侮れませんね。DP5はタイプと弱点が違うのですが、他の弱点が草で「スピアー」に弱いことが本末転倒と思えて仕方ありません。
「トドゼルガ(Pt2)」
最近のデッキはエネルギーを絞る方向にあると思いますので、ワザ【コールドクラッシュ】の効果は申し分ないですね。自分はエネルギーを大量に入れざるを得なくなりますが、PP【こおりをまとう】との兼ね合いから、それが自然です。「パワースプレー」で大きくリズムを乱されてしまうので、それをケアできるプレイングなり構築なりが必要ですね。
「バンギラス(DPs)」
「バンギラス(DP2)」
それぞれの特徴から考えて、共存すればいいというものでもない気がします。そして、カードパワー的にDPsが優位ではないかと思うわけです。PBは強力ですし、ワザも威力抜群ですので、結構いけそうな気がします。PB【ときのけっしょう】が痛手といえば痛手ですが、致命傷にはならないのもよいですね。
「ボーマンダ(DPs)」
「ボーマンダ(DP3)」
どちらもエネルギーをトラッシュするワザなのですが、DPsの方はPB【バトルドーパミン】さえ働けば、完全に殺戮兵器ですね。連射は無理にしても、2エネ120Dなら、色々なポケモン相手に戦えそうです。関係ないですが、DP3のワザ【ドラゴンフィニッシュ】は、初心者の方に太字の“相手”を説明するのに便利そうですね。
「ケッキング(Pt1)」
ワザ【ぜんりょくダッシュ】は150Dで、かなり男前なので心惹かれるものがありますが、効果が酷いですね。たとえワザ【サイコリストア】でも1エネ70Dに化けます。PBが大きなデメリットになっていることも足を引っ張ります。「アッパーエネルギー」を有効活用して戦えると楽しいかも知れません。
「ドサイドン(DP1)」
ハーフではPP【じわり】が大活躍だそうですが、スタンダードではワザ【がんせきほう】で戦うことになりそうです。「ドサイドン」と「ドダイトス」はレベルアップしてもワザ【エクストリームアタック】を耐えるので、そちらのワザで攻撃するプランもありますね。
「カイリュー(DP5)」
コイン頼み過ぎて、どう評価していいのか困ったものです。もちろんワザ【りゅうせいぐん】の話ですが、オモテのときの効果が大きいので悪い賭けではないかもしれません。相手の「ネンドール」に対して連続でオモテが出れば、多分勝てますしね。しかし、「ミニリュウ」のHP40というのは、何かの嫌がらせでしょうか。
「ホエルオー(DP4)」
驚異のHP200ですし、地味に自分で回復もできます。ワザの性能は絶望的ですが、唯一の1進化にして、環境最大HPなので仕方ないでしょうか。そういえばPt3の「ホエルコ」が公開されていたので、きっと新しい「ホエルオー」も出てくるのでしょうね。
「アーマルド(DP5)」
ワザ、PB共にそれなりに優秀ですが、これも「マンムー」同様に草弱点なのがネックですね。あとは、「ツメの化石」から進化なので、安定感という意味でも難を抱えることになります。あとは、今日見てきた中ではにげるが最少で2となりますが、どの程度すごいコトなのかは疑問です。
そんなところでしょうか。「ドダイトス」、「トドゼルガ」、「バンギラス」、「ボーマンダ」あたりはマジメに考えてもいいレベルだと思います。
公式の大会では、速攻をかけて相手のポケモンをたくさん気絶させ、序盤からサイドを取りに行くのが強いことは明らかなので、こういう重量級のポケモン達は表舞台では日の目を見ないかも知れませんね。15分経過くらいから本気出しても仕方ないという意味ですが。
自分が参加する大会は、幸か不幸か時間無制限なので、重厚なデッキで戦うには好都合だと思います。
しかしながら、今の環境では、実はHPの重要度も割と高いのではないでしょうか。ネガティブにいえば、HPと相手から受けるダメージの噛み合わせが悪いと圧敗してしまうことなどが、それを言う理由です。
「キングドラ」のデッキは基本的に2回攻撃しなければ「スピアー」を倒せず、「スピアー」は「プラスパワー」なりを使えば1撃できることを考えれば、これらのデッキの相性は明らかです。
他の例は、「フライゴンLv.X」でワザ【エクストリームアタック】を撃つデッキと「フーディン四Lv.X」や「パルキアGLv.X」で戦うデッキが対戦すればどうなるかということです。
これらは作為的な例示で、これから示す“強いHPの基準”の根拠となります。「スピアー」も「フライゴン」もそれなりに流行していますので、仮想敵としては申し分ないでしょう。
つまり、今日は“Lv.XでないHP140以上のカード”の話をしたいということです。大体のデッキが、これらのカードを倒すのに2ターンかかるとすれば、少々ワザが弱かったとしても使う価値はあるかも知れません。
それでは、公式の「くわしくけんさく」を設定して、個々に見ていきます。
「ドダイトス(EP08)」
「ドダイトス(PtEP)」
「ドダイトス(DP1)」
「ドダイトス(DPs)」
さすがの御三家で、種類が多いですね。どれもにげるやワザのエネルギーが重いのが特徴ですが、その分、ワザの効果でいえば強力な部類だと思います。本日の趣旨から、反動ダメージを受けるワザは使い辛いというか、状況を選ぶといわざるをえません。DPsのものは、タイプと弱点が他と違う上に、PPも強力なので、組み合わせて使いたいですね。どれを使うにしても、PB【おいしげる】は必須といえるレベルな気がしますが、DPsまではおいしげらないのが残念です。
「マンムー(PS08)」
「マンムー(DPs)」
「マンムー(DP5)」
こちらも、にげる、ワザ共に重いです。そして、ワザの効果も自虐的なものが多いですね。HPが高いカードは、そういう方向で調整する方針ということでしょうか。DPsのワザ【みんなでこうしん】は、ベンチにもう1匹「マンムー」がいれば100Dになるので、侮れませんね。DP5はタイプと弱点が違うのですが、他の弱点が草で「スピアー」に弱いことが本末転倒と思えて仕方ありません。
「トドゼルガ(Pt2)」
最近のデッキはエネルギーを絞る方向にあると思いますので、ワザ【コールドクラッシュ】の効果は申し分ないですね。自分はエネルギーを大量に入れざるを得なくなりますが、PP【こおりをまとう】との兼ね合いから、それが自然です。「パワースプレー」で大きくリズムを乱されてしまうので、それをケアできるプレイングなり構築なりが必要ですね。
「バンギラス(DPs)」
「バンギラス(DP2)」
それぞれの特徴から考えて、共存すればいいというものでもない気がします。そして、カードパワー的にDPsが優位ではないかと思うわけです。PBは強力ですし、ワザも威力抜群ですので、結構いけそうな気がします。PB【ときのけっしょう】が痛手といえば痛手ですが、致命傷にはならないのもよいですね。
「ボーマンダ(DPs)」
「ボーマンダ(DP3)」
どちらもエネルギーをトラッシュするワザなのですが、DPsの方はPB【バトルドーパミン】さえ働けば、完全に殺戮兵器ですね。連射は無理にしても、2エネ120Dなら、色々なポケモン相手に戦えそうです。関係ないですが、DP3のワザ【ドラゴンフィニッシュ】は、初心者の方に太字の“相手”を説明するのに便利そうですね。
「ケッキング(Pt1)」
ワザ【ぜんりょくダッシュ】は150Dで、かなり男前なので心惹かれるものがありますが、効果が酷いですね。たとえワザ【サイコリストア】でも1エネ70Dに化けます。PBが大きなデメリットになっていることも足を引っ張ります。「アッパーエネルギー」を有効活用して戦えると楽しいかも知れません。
「ドサイドン(DP1)」
ハーフではPP【じわり】が大活躍だそうですが、スタンダードではワザ【がんせきほう】で戦うことになりそうです。「ドサイドン」と「ドダイトス」はレベルアップしてもワザ【エクストリームアタック】を耐えるので、そちらのワザで攻撃するプランもありますね。
「カイリュー(DP5)」
コイン頼み過ぎて、どう評価していいのか困ったものです。もちろんワザ【りゅうせいぐん】の話ですが、オモテのときの効果が大きいので悪い賭けではないかもしれません。相手の「ネンドール」に対して連続でオモテが出れば、多分勝てますしね。しかし、「ミニリュウ」のHP40というのは、何かの嫌がらせでしょうか。
「ホエルオー(DP4)」
驚異のHP200ですし、地味に自分で回復もできます。ワザの性能は絶望的ですが、唯一の1進化にして、環境最大HPなので仕方ないでしょうか。そういえばPt3の「ホエルコ」が公開されていたので、きっと新しい「ホエルオー」も出てくるのでしょうね。
「アーマルド(DP5)」
ワザ、PB共にそれなりに優秀ですが、これも「マンムー」同様に草弱点なのがネックですね。あとは、「ツメの化石」から進化なので、安定感という意味でも難を抱えることになります。あとは、今日見てきた中ではにげるが最少で2となりますが、どの程度すごいコトなのかは疑問です。
そんなところでしょうか。「ドダイトス」、「トドゼルガ」、「バンギラス」、「ボーマンダ」あたりはマジメに考えてもいいレベルだと思います。
公式の大会では、速攻をかけて相手のポケモンをたくさん気絶させ、序盤からサイドを取りに行くのが強いことは明らかなので、こういう重量級のポケモン達は表舞台では日の目を見ないかも知れませんね。15分経過くらいから本気出しても仕方ないという意味ですが。
自分が参加する大会は、幸か不幸か時間無制限なので、重厚なデッキで戦うには好都合だと思います。
コメント
確かにドダイトスの耐久力は魅力的です
ただ、ワザエネルギーが多いので使用は躊躇います
ワザエネルギーで物を言えば、ハーフデッキではEP08が最も理想的ではあります
ですが、たねポケモンの時点でHPが高いSP相手には60ダメージは中途半端かもしれません
スタンなら、おいしげるとグリーンブラストでいいとも思います
2進化2種類はスタンならそんなに難しくありません
数種類の「ドダイトス」にしても、他のカードにしても、ワザが重すぎるように思いますね。その中でも、最後にまとめで挙げたカードは自分で加速できるなどの要因から、完結しているので使いやすいかと思いました。
ハーフといえば、今回の話と親和性が高いのは「アブソルドサイドンバンギラス」かと思いますが、あのデッキは耐久力が高いことが、相手のターン消費(=デッキの減少)に繋がっている点がよいのかもしれませんね。
自分はスタンダードしかしないので、「ドダイトス」を使うなら「ジュカイン(DP4)」タッチになるでしょうね。ワザ【グリーンブラスト】をメインに考えれば、「コールエネルギー」を気兼ねなく入れられるので、2種類の2進化が入っていてもギリギリ安定させられそうです。